「ミッドサマー」のネタバレ感想です。
アメリカ、スウェーデン合作ホラー映画。
監督・脚本は初監督作品にして大絶賛された「ヘレディタリー/継承」のアリ・アスター。
本作はアリ・アスター長編映画2作目となります。
主演はフローレンス・ピュー↓
終始不気味、グロさはわりと控えめ、でも2シーンほどは心臓に悪い描写あり。
感想はネタバレとなっております。
「ミッドサマー」おすすめ度
キャスト | |
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グロさ | |
おすすめ度 | |
「ミッドサマー」作品情報
●上映時間 148分
●公開 2019年
●監督 イ・ゲビョク
●キャスト
フローレンス・ピュー(ダニー)
ジャック・レイナー(クリスチャン)
ウィリアム・ジャクソン・ハーバー(ジョジョ)
ウィル・ポールター(マーク)
ウィルヘルム・ブロングレン(ペレ)
アーチ―・マデクウィ(サイモン)
エローラ・トルキア(コニー)
ビョルン・アンドレセン(ダン)
「ミッドサマー」あらすじ
家族を不慮の事故で失ったダニーは、大学で民俗学を研究する恋人や友人と共にスウェーデンの奥地で開かれる”90年に一度の祝祭”を訪れる。美しい花々が咲き乱れ、太陽が沈まないその村は、優しい住人が陽気に歌い踊る楽園のように思えた。しかし、次第に不穏な空気が漂い始め、ダニーの心はかき乱されていく。妄想、トラウマ、不安、恐怖……それは想像を絶する悪夢の始まりだった。
<引用元:ミッドサマー公式ホームページ>
ここからネタバレ注意です
「ミッドサマー」ネタバレ感想
太陽が一日中照らすカルト集団の暮らす村。
明るく美しく幸せに満ちているっぽいその村、実は地獄だったよという話。
監督は視聴者の理解の範囲に着地することなくなんか頭に残ってしまうそんな作品に仕上げたかったのでしょう。
ラストのダニーのあの笑顔の意味とその後に待ち受けるものを想像するとまんまと心がざわつきました。
1番酷い目にあったのは恋人のクリスチャンですよね。
クリスチャンは土壇場で卑怯になりうる人物として描かれていたけど、私的にはそこそこいいボーイフレンドだったと思うんです。
あの状態のダニーと一緒にいるのは結構大変なことですよ。
それでも側にいてくれてるんです、十分じゃないでしょうか。
カルト集団はまるで自分のことのように共感してくれるやらでクリスチャンでは埋められないものを補ってくれたようだけど、ラストの全ての呪縛から解き放たれたようなダニーの笑みは私には哀れに見えました。
洗脳と薬、どれか一つ欠けてもめっちゃ苦しいからもうずっとこの村にいるしかないね。
全て仕組まれていた?
全ての発端は最初はド脇役かと思われた彼氏の友人のペレ。
この儀式に参加するように仕向け、クリスチャンに対して不満を募るように唆し自分はさも良き理解者ポジションに収まったペレ君。
最初からダニーにターゲットを絞っていた可能性もあり。
どさくさに紛れてダニーにキスしていましたけど、もしかして妻候補?
この村人たちは儀式を遂行することが全てで過程に伴う犠牲や痛みや苦痛すら喜びとなる。
めちゃめちゃブレず幸福度の高い彼らなんだけど、薬というアイテムが1つ失われただけであの村はめちゃめちゃ混乱する。
マークか誰かが立ちションしただけでこの世の終わりみたいに絶望してたし。
まとめ
久々にぞわっとして考察を楽しめた作品でした。
不気味なんだけど映像が美しいからよけいぞわっとしますね。
監督の思惑通りです。
お読みいただきありがとうございました。
(´▽`ʃ♡ƪ)