「事故物件 歪んだ家」
精神的に不安定な母親、仕事で問題の起きた父親。気分を一新するため郊外の中古の一軒家に引っ越した家族だったが、引っ越してから次々と不可解な現象が起こり始め・・・
韓国ホラー名作「箪笥」のカン・ドンホン監督が手掛けたホラー作品!
母親役を「ビー・デビル」「チェイサー」のソ・ヨンヒが演じています。ソ・ヨンヒさんは、ホラー系の作品の印象が強い女優さんですね。
【閲覧注意映画です↓】
チェイサー(字幕版)
父親役を「新感染半島ファイナル・ステージ」でゴリゴリの悪役キム・ミンジェが演じています。
序盤にいきなり衝撃的なシーンがありこの映画激ヤバかもしれない!とビビりましたが、全体的には「箪笥」ほど怖くはなく、不穏な空気と気味の悪さを楽しむホラー作品というかんじ。
「事故物件 歪んだ家」満足度
キャスト | |
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グロエグ度 | |
満足度 | |
「事故物件 歪んだ家」監督・キャスト
●上映時間 91分
●公開 2022年
●監督 カン・ドンホン
●脚本 キム・ジェファン
カン・ドンホン
●キャスト
ソ・ヨンヒ
キム・ミンジェ
キム・ボミン
チョ・スヒャン
パク・ヒョックォン
「事故物件 歪んだ家」あらすじ
見るからに表情が暗く体調の良くない母親のミョンへ。
夫のヒョンミンは郊外に行けば体調も良くなると引っ越しを進める。
ヒョンミンと娘のヒウが知人の葬式に行っている間、暗い部屋の窓を開けベランダに立つミョンへ。
ベランダから飛び降りる衝動に駆られるミョンへだったが、次女のジウにとめられ我に返る。
ジウを抱きしめたミョンへは、その直後ジウをベランダから放り投げる・・・
一方、葬式場ではヒウは他の人には見えないものを見ていた。
怯えていたヒウに駐車場に座っている見知らぬ男が声をかける。「あいつらは(ヒウが見た者たち)君たちを傷つけるかもしれないから困ったときは連絡しろ」とヒウに名刺を渡す。
悪夢から目を覚ますミョンへ。
それから家族は郊外にある中古の家に越すが、引っ越した日から不可解な現象が次々と起こり始め・・・
「事故物件 歪んだ家」登場人物(キャスト)
ミョンヘ(ソ・ヨンヒ)
母親。精神的に不安定
ヒョンミン(キム・ミンジェ)
父親。作家だが盗作疑惑で仕事がない
ヒウ(キム・ボミン)
長女
ドンウ
長男
ジウ
次女
ここからネタバレ注意です
「事故物件 歪んだ家」ネタバレ感想
序盤に背筋も凍る衝撃シーン!ずっと不穏で不気味、セリフは少なめで静けさの中響く効果音が怖い。
終盤までめちゃめちゃ面白かった。しかし結末が微妙、伏線も回収しきれずでモヤモヤが残りました。
レンタルで視聴したので1度しか観れずで、見放題になったらまた再度考察したいです。
もやっとするので記憶の限り伏線まとめてみました。
伏線① 次女のジウ
「箪笥」を視聴した人はすぐに気づいたかもしれませんが、次女のジウは亡くなっています。
ミョンヘに見えているジウは幻です。
おそらくミョンヘの育児ノイローゼが原因でジウは亡くなったと思われます。現実を受け止めきれないミョンヘには亡くなったジウが見えいています。
ジウを亡くした後、養子に迎えたのがヒウです。
ヒウが来てから自分を見透かされているようでミョンヘの体調はますます酷くなっていき悪夢にうなされます。
伏線② あの家の秘密
あの家は6年前パクという人が建てたが子どもに高額の保険金をかけ除草剤で無理心中。子どもたちは養子でした。
その後この家にやってきた若い夫婦一家も無理心中。子どもたちは養子でした。
そしてミョンヘたちが越してきてミョンヘもヒョンミンも憑依されてしまいました。殺そうとしたのは養子のヒウだけ。
この家に養子を持つ家族が導かれているようです。
そして親の被害にあうのは養子の子だけ。
回収できなかった伏線
本作を視聴して1番のモヤモヤはこれじゃないでしょうか。
パク・ヒョックォン演じる葬式場で困ったら連絡してきなさいとヒウに声をかけたキム・グジュという男って結局なんだったの?
ということ。
どこかに登場して何かしらの助けになってくれるだろうだろうと期待していたけど、助けるどころかヒウが電話で助けを求めたときに覚えてすらいなさそうでした。
父親のヒョンミンの盗作事件で自殺した社長なのかなとも考えましたが、ヒウは霊感が強くて幽霊と人間を見分けられるだろうし幽霊に電話はしないと思うので人間だと思います。
じゃあ誰?なんで連絡しなさいって名刺渡したの?
もしも続編へつながるキャラクターだったとしたらちょっとキレそうです。
ラストの意味
ミョンヘが自分を取り戻してヒウを守るために除草剤を自分で飲んで息絶えます。
その直後にヒウが「フッ・・・」と笑うのです。
ヒウも憑依されていたのです
いつからヒウは憑依されていたのか?というと、「家族が好きだから、もっと頑張りたいけどうまくいかなかったんだよね?」ってミョンヘをわかってあげたかのように話していたあの時はすでに憑依されていたんじゃないかと思います。今まで片言しか話さなかった子がめっちゃうまくしゃべりだしてるので。
ラスト解釈
あの家で前の住人の女性と同じように赤い服を着ているヒウ。部屋の片隅に座っている幽霊のミョンヘをちらっと見るけどすーっとどこかいってしまいます。
そんなヒウを穏やかともとれる表情で見つめているミョンへ。死に間に際正気を取り戻したミョンへは呪いが解けて自分を取り戻しているようです。
(赤い服を着た前の住人の奥さん(幽霊)は、死んでも憑依されたままの性格(悪)のようでした)
ミョンヘは赤い服の女性のように次にこの家に導かれた家族に悪さをするようには見えませんが、この惨劇はきっと続くのでしょう。
家を建てた住人が作ったであろう倉庫の呪い人形が原因にも思えますが、「この家は歪んでいるの」ってセリフもあったので「家(土地)」そのものが良くなかったんだと思います。
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お読みいただきありがとうございました。